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住宅メーカーの選び方 ~工務店編②~
こんにちは!
おうちの買い方相談室です!
前回の投稿で工務店の種類について3つ紹介しました。
まだ読まれてない方、気になる方はこちらから▼
https://ouchino-kaikata.com/tokyooffice/staffblog/entry/3544
工務店の種類について押さえたところで、
ここからは工務店とハウスメーカーとの違いについて説明していきます。
ポイントは6点あり、順番に説明します。
①コスト
同じ土地に同じ家を建てる場合、安く済む可能性が高いのは工務店のほうです。
大手ハウスメーカーの強みは、建材や企画の共通化・大量生産によって原価コストを抑えられる点です。
しかし、その一方で工務店よりも莫大な技術開発や広告費をかけており、運営に携わる人員も多いため人件費も膨らむ傾向にあります。
(工務店でもフランチャイズに入っている又は中堅ビルダー型の様な工務店の場合を除く)
建築には直接関係しない無駄な費用が発生しにくい分、結果的に工務店のほうがローコストで済むケースが多いでしょう。
プランの自由度 ハウスメーカーで家を建てる場合は、あらかじめ用意されたプラン・建材・設備から好きなものを選び、組み合わせるのが一般的です。
注文住宅メーカーを除き、デザインの自由度は低めで、規格外の注文住宅を建てると割高になる場合もあります。
一方、工務店の場合は、利用者が自由にプランを考えられます。
細部にもこだわったオンリーワンの家づくりを目指すのであれば、自由な設計対応ができる工務店に頼むほうがいいでしょう。
ただし、デザインセンスは施工例など見せて貰い確認しておく必要があります。
工期の長さ ハウスメーカーのほうが工期は短く済むケースが多いでしょう。
ハウスメーカーが短期間で家を建築できるのは、建築資材の調達から施工までの流れがシステム化されており、効率的に進められるからです。
一方、工務店では現場で資材の加工をするところから始まります。
工期の長さは、住宅の規模や施工時期、プランなどによっても大きく変わってきます。
施工の精度 施工の精度において、品質が均一なのはハウスメーカーの方です。
ハウスメーカーの場合、仕上がりを均一にするために、建築資材の加工をほとんど工場で終わらせています。
一方、加工の多くを現場で行う工務店の場合は大工の腕によって当たり外れが多く、施工の精度は一定とはいえないのが現状です。
工務店に依頼する際には、利用者の口コミなどを調べて、大工の腕の評判についてもチェックしておく方がいいでしょう。
②アフターメンテナンス
ハウスメーカーのほうがアフターメンテナンスも安心できる場合が多いでしょう。
工務店より規模が大きいため経営基盤が安定しており、倒産などによるアフターサービスが利用できなくなるといったリスクも低いでしょう。
定期点検や無料修理期間などの制度も整備されており、マニュアルに沿った標準的な対応も期待できます。
ハウスメーカーの中でも自社運営でアフターメンテナンスを行っている会社がおすすめです。
ただし、地域密着型の工務店の中には、困ったときにすぐに駆け付けるなど、アフターメンテナンスの手厚さを売りにしているところもあるため一概にはいえません。
コスパが良い 工務店はハウスメーカーよりも小規模な分、管理コストを抑えられます。
高額な広告宣伝費や運営の人件費などを上乗せされる心配もなく、利用者は原価に近い価格で住宅の建設を依頼できます。
ハウスメーカーよりも工期は長くなりがちですが、建築家に依頼するときのように長い期間を要するわけではありません。
工務店なら建設費と仮住まいにかかる費用の両方を抑えられるので、トータルのコストパフォーマンスが高くなります。
③施工の自由度が高い
施工上の制約が少ないのも工務店の魅力です。
たとえば、都市部に多い狭く複雑な形の土地でも安く家を建てられます。
使用する建材や設備についても融通がききやすいでしょう。
前述の通り、デザイン力や技術力は工務店によって、とてもバラつきがあり、自分の好みもあります。
前もってデザインの方向性をすり合わせ、希望を実現してくれそうな工務店を選ぶようにしましょう。
④地域密着で親身に対応してくれる
工務店の多くは、地域に密着したサービスを行っています。
地域に根差したサービスを続けるうえでは、地域の住人から信頼されているかどうかは非常に重要です。
そのため、何かあったときには、スピーディかつ柔軟に対応してもらえる可能性が高いでしょう。
規模が小さければフットワークも軽くなります。
自宅から距離が近い工務店には、建築後のリフォームや増築といった、ちょっとした相談もしやすいです。
⑤工務店に住宅の建設をお願いするデメリットとは?
工務店や担当者によってムラがある 工務店の場合、大工の腕や担当者の知識によって仕上がりにムラが出やすい点は否めません。
品質の高い住宅に仕上げるためには、優れた工務店を探す力が求められます。
プランニングや保証はもちろん、アフターサービスも含めて、相談しやすい担当者を探すようにしましょう。
また、大工が社員として働いているかも、よい工務店を見極めるポイントです。
社員として継続的に雇われている大工は、工務店に腕の良さを見込まれている人である可能性が高いといえます。
⑥完成物件の見学ができないケースもある
最初に完成物件を見学できれば、仕上がりのイメージをつかみやすく、住んでからのギャップも少なくなります。
しかし、一般的な工務店は、ハウスメーカーのように住宅展示場やモデルハウスが用意されていません。
加えて、ハウスメーカーのように建築棟数も多くないため、自分たちが家を建てるタイミングで見学可能な完成物件がない可能性も考えられます。
タイミングが合わず、完成物件を見られないまま自分の家の建設に突入するケースもあるので注意しましょう。
知っていただきたいことがたくさんあって、長文になってしまいました;
上記の内容で気になったこと等があれば、お気軽にお聞きください♪